【パート3!業務において困ったこと】プロジェクトを加速させる!チーム生産性向上の流儀~プロフェッショナルが実践する新時代の働き方~パート3

まだまだ続く座談会!続けては『業務において困ったこと』についてです。

こんにちは。Webディレクターのタケです。
パート2の座談会の様子はご覧いただきましたでしょうか?
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つづけてパート3です!

座談会の撮影風景

ご登壇者(左 株式会社ファストコーディング 石井さん、中央 オーラン株式会社 河原さん、右 株式会社エムハンド 岩松さん、右の孤島 タケ)

テーマ『プロジェクトを加速させる!チーム生産性向上の流儀~プロフェッショナルが実践する新時代の働き方~』

実践的な取り組みから、今後の展望まで。和やかな雰囲気の中、3社それぞれの知見が共有されました。

トピック
・外部や内部とのコミュニケーションに関すること(ページはこちら)
・業務の効率化について(ページはこちら)
・業務において困ったこと
・AUNの活用方法を紹介

※記事中の所属および役職名は座談会当時のものとなっております。

業務において困ったこと

タケ

先ほどまでは『業務の効率化』についてお話させていただいておりましたが、うってかわって『困ったこと』についてお聞きしたいと思います

タケ

例えば、業務中の困ったことでもいいですし、組織づくりといった社内における困ったことでもOKです

タケ

ちなみに僕の場合、過去にECサイトの運用を担当していたのですが、サーバ移管の対応でミスをしてしまい3日間通販を止めてしまったことがありました、、、へへ

岩松

・・・

河原

ひぇ

石井

^^;

タケ

そのときに『分からないこと』は『分かる人』に相談しないといけないんだな、、、と強く学びました(反省してます)

岩松

本当の、、、本当に困ったことは中々言えないんですが、

河原

いろいろありそうなのが伝わってきますね、、、汗

岩松

例えば、弊社の場合は工数管理をしていますが、プロジェクトが進むにつれて当初の要件から作業範囲が増えた場合、クライアントと予算再交渉を行います。予算に上限があると、品質に関わる部分も限られた予算内で『できる範囲で頑張る』しかなくなり、アニメーションなどが理想の品質に届かないことが課題になりますね

岩松

なので、できるだけそういうことが起きないように『松・竹・梅』で定義をして、色んなギミックやモーションを社内で管理しています。それをアップするタイミングでエンジニアが工数化してどのくらい費用がかかるのかを可視化していますね

岩松

ただ、結果的に品質は担保できているんですが、それでも既定の工数をはみ出してしまうことがあるのでまだまだ課題ですね

タケ

なるほど、『難しい』で済ましていい話ではないと思うんですが、いやーかなり難しい話ですね

岩松

例えばお客様から『スクロールの引っ掛かりが気になるから、ちょっと調整してほしい。どうにかできないか?』といった相談があったときに、それを具体化して実現できるプロセスを組まないといけないのですが、そもそもの認識合わせはどうしても擬音語になっちゃうんですよね

岩松

ここ!キュンッ!シュンッ!シュシュンッ!とかですね

タケ

(かわいいな…)

河原

(かわいいね…)

石井

(かわいい…)

タケ

たしかに動きの部分に対するコミュニケーションは難易度が高いですね

岩松

なので、必ず今までの経験をもとに推測を立てて、エンジニアと協議して最善のプロセスを見出さないといけません。そうなると、ある程度は人のコミュニケーションスキルに依存しちゃうところがありますね

岩松

私自身、全体の案件を見ているので問題が起こりそうなプロジェクトはサポートに入ってカバーしているのですが、その分またどこかがぽっかり空いてしまうので、、、まぁ私自身の課題でもありますね

知的な笑顔の岩松さん

タケ

なるほど、、、ありがとうございます

タケ

河原さんはお客先に行かれるケースが多いと思うので、また少し違う角度の課題とかがあると思うのですが、どうです?

河原

制作会社でもありがちになる課題だと思うのですが、やはりスケジュール調整ですかね、、、例えば、クライアント様は締切に対してけっこう厳しく連絡くださる割には『確認のお戻し』や『素材の支給』が遅れてしまうケースが多いですね(苦笑)

河原

そこもこれまでの経験を活かして、「ここでご連絡いただけない場合は、その分スケジュールが後ろにずれます」とあらかじめ伝えたり、そもそも細かくバッファを設けたスケジュールを作成して、問題が起きないように工夫をしています

河原

スケジュール調整はありがちな課題だと思うんですが、あとはリソース不足ですかね。急にリソースが足りなくなったとき、皆さんどうされていますか?

岩松

リスクの再分配は常に意識しないといけないと思っていますね。今の状態を共通認識として持てるようにまとめておいたりしていますね。あとは急な離職があったときのために、ディレクターを2名体制にしたりですかね

タケ

ふむふむ。スケジュール調整といえば石井さんはベトナムの方とやり取りされているというお話だったと思いますが、たしかベトナムって2月の頭に長期休暇ってありませんでしたっけ?

石井

ありますね、『テト休み』っていうんです

タケ

(テト?!)
どのくらいの期間お休みはあるんですか?

石井

1週間弱くらいですかね。ただ、日本と同じように絶対にそこを休まないといけないっていうわけではないので、スケジュールの調整は、リソースの配分さえ少し気を付ければ特に問題にはならないです

タケ

なるほどなるほど

タケ

いやー、皆さんのお話を伺うと、納期・リソース・予算はどの会社(プロジェクト)でもつきまとう問題ですよね

岩松

あとは、ミスを隠すようなことは良くないですよね

河原

あー、確かにそうですね!

石井

うんうん

岩松

私自身、何かミスを起こした場合は具体的にどこに対してミスをしてしまったのかを迅速に報告するようにしています(苦笑)

岩松

あとは私の案件でディレクターに入ってもらう場合、ミスが起きればその責任を取るのが私の仕事なので、ミスの原因をきちんと調べて報告してもらうようにしています。責任追及ではなく、原因究明が目的です。ミスを恐れて挑戦できなくなる環境は避けたいので、慎重に対応しています

タケ

なるほど。それで言うと、私が働いていた会社では、業務(プロジェクト)のやり取りをDMで行うのはNGにしていたんですよね。ミスの報告を個別でこっそりやられてしまうと良くないので、きちんと専用のチャンネルがあり、そこで報告を行うようにルール化されていましたね

タケ

これまで出たお困りごととかで『今はこういう工夫をして解決している』っていうのはございますか?

岩松

ミスで言うと、どうしても何年かに1件クレームを発生させてしまうのですが、そういうときは『どこでその問題が起きて』『上長がどのように対応して』『上長が対応できないのであれば、岩松が対応する』といったフローをシートで整理して対応するようにルール化していますね

岩松

恐怖のシートですよね(苦笑)

タケ

そうですね!お話をされていてかなり苦い顔されていたので、まさに恐怖のシートですね!(苦笑)

岩松

でも、誰かの失敗は、今後の誰かを助けることにつながるので、『失敗することは悪い』という風潮にしないように気を付けています。私は、失敗こそ再現性があると思っているので、自分の成功体験より失敗体験を伝えるようにしていますね

タケ

なるほど。なんだか今の話を聞くと、ファストコーディングさんは前半のお話でドキュメントを活用されているとおっしゃっていたと思うのですが、それも先人たちの『過去の失敗の積み重ね』ってことですよね

石井

そうですね、、、弊社の代表がマニュアルを徹底するタイプでして、それこそ従業員の失敗体験をエビデンス化しておりましてみんなで見られるようにしているんです

タケ

え?!こわい!!!!

石井

『ミスノート』という名前で管理しているのですが、そこに『やってしまったミス』と『今後の改善策』を書いて蓄積するようにしているんです

河原

おお~いいですねそれ!他の人がどういう風にミスをしているのかが分かれば、問題の回避に繋がりますね。良いナレッジですね

岩松

我々もミスノートを書きますか

タケ

確かに、ミスを共有するようなプラットフォームってないですよね。かなり効果的かもしれないです

河原

いろいろ、聞いていると改めてタケさんが3日間ECを止めたのって怖かったですね!

タケ

いや本当に怖かったですよ!!運良く土日を挟んだので、、、、ってよく考えたら全然運良くはなかったですね、ガハハハッ

石井

^^

業務において困ったことについて
三者三様の経験から、課題と解決策について学ぶことができました。
岩松さんは、プロジェクト進行中の要件変更に対する予算と品質のバランス調整の難しさを共有してくださいました。「松・竹・梅」での定義づけや工数の可視化など、実践的なアプローチが印象的です。またミスへの対応において「責任追及ではなく原因究明」を重視する姿勢から、エムハンドさんの健全な環境作りが伺えました。さすがっす👍


河原さんは、スケジュール調整の課題と、クライアント対応における現実的な工夫を教えてくださいました。特に「確認のお戻し」や「素材の支給」の遅れへの対策として、経験を活かした具体的な対応策(スケジュールにバッファを設ける等)は非常に参考になります。僕も気を付けようと思いました👍


石井さんは、ベトナムとの協働における「テト休み」のような文化的要素への配慮について共有くださいました。海外の人とお仕事する際は色々な配慮が必要になりそうです。また「ミスノート」という形で失敗をエビデンス化し、全員で学べる仕組みを作ることで、組織の成長に繋げる取り組みは素晴らしいと感じました。失敗の活かし方として最高では?と思いました👍

タケ

ガハハハ…

おまけ!
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AUNブログ
業務効率化やコミュニケーションのヒント『AUN座談会』のおまけ動画 いつもAUNをご利用いただき、ありがとうございます。 こちらでは、AUNについて掲載いただいている記事をご紹介します。

座談会も残すところあとわずか!そろそろ飲みに行きたいタケ!でもトークの熱はヒートアップ!最後のテーマは「AUNの活用方法」!果たしてタケは集中して進行できるのか?!

座談会の様子を映した動画も鋭意作成中?!お楽しみに!

スタジオ、撮影のご協力
株式会社ライフマーケット
https://lifemarket.co.jp/