ちゎっす!宮嶋ひなです!!
今回は、前回の記事に引き続き、生成AI関連のコラム第二弾!!
生成AIが進化していくとどのように我々の仕事に影響があり、また、どのような仕事がなくなると予想されるのか??を考えてみました!
「生成AIのせいで仕事が奪われる!!生成AI開発反対ーーー!!」と憤るのではなく、影響が出そうな部分をあらかじめ予想することで、未来の不安に対する備えをしよう!というコラムです。
どんな職業について言及したかというと、、、
・WEBライター
・動画、編集者
・イラストレーター
・コーダー
・WEBディレクター
についてです。
各職業別に「AIに対して奪われるかもしれない部分・対応策」を考えてみました。気になる職業をクリック!!!!!!
正しく未来を恐れるために
あらかじめ申し上げておきますが、宮嶋は生成AI推進派でも否定派でもありません。
「AIに私の制作物を食わせたくないんじゃあ!!」というお声も聞かれ、そのお気持ちは痛いほどわかりますが、AIが世界を席巻する流れは決して止められません。
人は未知のものを恐れます。
「オバケが怖いのは”目に見えない、わけのわからないもの”だから」
では、怖くなるためにはどうしたらいいか?
それは、恐れ(不安)を可視化し、問題点を整理して対応策を考えること!
恐怖は正しく怖がれば怖くない!!気になる職業を読んでみてくださいね!!!
各職業の「ここ、ヤバくないですか?」ポイント
ではではさっそく、各職業の「生成AIに脅かされるかもしれない部分」=ヤバくないですか?ポイントを予想してみました!!!
あなたの思う「ヤバめポイント」も、ぜひ宮嶋にも教えてくださいね!
ライター
私もライターのはしくれなので、徐々に生成AIを使用した業務が増えてきているとリアルに感じています。
具体的な方法を明かしちゃうといろいろ問題があるので言えませんが(>ω<;)個人的には構成〜執筆完了まで、1.5倍速で完成しています。
AIにできることといえば、
- ブログ記事のテーマを相談する
- 構成を作ってもらう
- 文章を書いてもらう
- リライトをしてもらう
などですが、「ファクトに関わる部分は必ず人間がやる」原則を守っていれば、かなり質の高い記事が短時間で完成します。
また、上記のような理由により、今後はまとめ記事のようなシンプルな構成のSEO記事の単価は、ぐっと低くなると考えています。
ただ、生成AIが正確な事実を拾ってきてくれるように進化したとしても、書いた記事の責任を負うのは人間であることに変わりありません。
編集者やディレクター(プランナー)など、記事の質の担保をする人や、企画を考える人の需要は、逆にますます高まりそうだなと感じています。
また、専門的な知識を持っている人(監修者)やインタビューなど、前々から需要の高い分野はAIに奪われる心配も少ないでしょう。
動画・編集者
動画の作り方は、
構成 → 台本 → 動画見本 → 撮影 → 編集 → プレビュー、修正 → 完成
のような流れが一般的かと思います。この作成のうち、「構成」「台本」くらいはAIでアイデアをもらうことは可能でしょうが、クライアントの求めるもの、見る人の心理まで考え抜かれた台本を一発で作成することは難しいでしょう。人の手は必ず入ってくると思います。
動画生成AIは、3DCG作成の一部分を担う、背景を作ってもらう、動きをつける、などはすでに企業CMでも実験的に使われ始めています。短時間のシーンをつなぎ合わせる動画作成には、生成AIは非常に相性が良いと思います!
しかし、人の持つ「アドリブさ」が引き起こす製作者も意図していない偶然の作用は思っているよりも大きく、いきなりこの世から映画制作や動画制作がまるっと消えてしまうことはないでしょう。
動画制作とは話がズレますが、同じ動画のカテゴリーという中で、VtuberがAIに置き換わるのでは?という憶測も立っています。しかしこれも、人の持つ不規則性、不完全さ、不器用さが笑顔や共感、感動を生むのはずっと変わらないと思います。
結局、人が持っている魅力は、人が発揮するのが一番インパクトがあるのです。
イラストレーター
生成AIで現在もっとも煽りを受けているのは、イラストレーターの方々だと思います。
実際に、生成AIの勢いを見て、仕事を廃業する方も出てきました。クリエイティブ大好き人間の宮嶋としては、時代の流れとはいえ悲しいことです……
同じイラストレーターの方もいろんな方がいらっしゃいますが、失業しづらいタイプの人はいると思います。
それは、「イラストはほぼ生活のために描いている」か、「好きで好きで描きまくってたらいつの間にか仕事になっていた」パターン、どちらでしょうか?
どちらの要素も持っている方が多いでしょうが、とくに前者の考え方が強い方は生成AIとはとても折り合いが悪いと思います。早く、大量に、そして無尽蔵に。疲れを知らないAIは、あなたが一枚描く間に何百枚何千枚と生成してしまいます。
もちろん、AIは学習しなければ絵を生み出せないため、今までにないテイストの絵や、その人にしか描けない独特なタッチ、勉強する絵が少ない場合は学習精度は落ちるでしょう。
しかし、ソシャゲに使われているような絵柄は大量に描かれていますし、同一人物の違うパターンのイラストもどんどん使われ始めています。また、生成されたイラストのレタッチは需要が増えそうだなと思います。
ただし!!!だからといって、イラストのお仕事すべてがAIに奪われるとはまっっったく考えていません。
前回の記事でも書いたので詳しくは省きますが(前の記事も読んでね!)、絵の良し悪しを決められるのは、絵を描いている人です。
むしろ、これからますます絵の基礎を知っていることが強みになるでしょう。
コーダー
ノーコードツールの仕様はコーディング初心者の方にもわかりやすいように作られており、調べながらなら誰でもサイトを作れると思います。
しかし、サイトの要素の調整が完全にゼロになることはないだろうと思います。あえてちょっとずらしたり、ズレたものを整えたりするのはコーディングの知識が絶対に必要です。
また、生成AIが記述するHTMLやCSSなどのコードが記述的に正しいか、改修性が高いかなど、コードのチェック、レビューをする人の目は必要です。
ただ、デザインどおりにコーディングする仕事は減るか、限定的になるかもしれません。それでも、ゼロにはならないと感じています。
ノーコードツールで、デザイナーさんがデザインとコーディングまでいっぺんに終わらせてしまえば、早くて工数も少なくできます。
しかし、ノーコードツールはルールに則ってサイト作成しなければならず、先進的なデザインや特殊なデザインはとても表現しきれません。
新しいアイデアを形にするためには、既存の知識が必要になります。
勉強は欠かすことができません。
そして、長年運用するサイトの保守・運用は、AIにはできません。やはりここでも、人による「責任」が、人に残されていく仕事なのかもしれません。
そして、コーダーの話とはズレますが、WEBデザイナーが不要になることはないとここで断言しておきます。(なので今回対象にも挙げませんでした)
今、私もサイト制作で使っているSTUDIOとかすごいですよ。ノーコードツールで、テンプレートもいっぱいあって、使い方を教えている動画や記事もたっっっくさんあります。
しかし!!!クライアントやユーザーが求めるデザインは本当に千差万別で、正解も終わりもありません。テンプレートが供給されるより自分で作った方が早ぇやってなりますし、これからもその最適解は常に変わり続けるのです。
「デザインぜーんぜんやったことない!」という素人の方が、見よう見まねでサイトを作ってみることはすぐにでも可能です。しかし、デザインの知識やデザインセンスはすぐに磨けるものではありません。
実際にノーコードツールがこれほど出てきても、WEBデザイナーの仕事はなくなるどころかますます需要が高まっています。(だからといって安心して勉強してないと、すぐに時代に置いていかれますが……)
向上心があり、コミュニケーションを欠かすことがなければ、食いっぱぐれることはないんじゃないかなーと思います。
WEBディレクター
ぶっちゃけます。
WEBディレクターの仕事って、AIが奪えない最たるものじゃないですか?
もっと分解していえば、ディレクターという肩書きではなく、「人と人の間に立ち、利益関係やプロジェクト進行の管理・調整を行う」職業は、AIには決して立ち入れない領域です。むしろ、AI時代にはますます必要になってくるポジションだと思います。
企画のアイデアや、一部の資料作成、スケジュール作成なんかはAIにもできるかもしれません。しかし、あらゆる部署と連携して働く人の細かな心理にまで配慮し、会社外の方ともやりとりを重ねつつ、企画立案やプロジェクトを推進していく。
代われるもんなら代わってみい。
AIがもっとも苦手とする「人の心」そのものが、ディレクションには不可欠です。
そして、各現場の調整だけではなく、トラブルが発生すればその責任を負い、頭を下げにいく。責任、という形のない心理的安心要素も、AIや機械には絶対に担えない部分です。
というわけで。
みんな。まだまだ頑張ろうな。
(謎の連帯感)(いつも本当にお疲れ様です……)
時代の流れに逆らうものたち
クリエイティブな仕事は、必ずしも世間から評価されるわけではありません。
生前に売れなかった画家として有名なのはフィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)ですが、ほかにもアンリ・ルソーやジャン=フランソワ・ミレーなど、現代では高い評価を得ている画家たちも、当時の人々には見向きもされず、貧困にあえいでいた事実があったのです。
たとえば、絵画つながりでバンクシー氏の例を挙げれば、彼のアートは壁に絵を描くゲリラ的なストリートアーティストです。普通、壁の落書きには値段は付けられず、それどころか犯罪でもあるのですが、彼の「絵のやり方」は世界に受け入れられ、時代に迎合して何億もの価値を付けられています。
私たちの仕事の価値を決めるのは、いつだって他人なのです。
自分で「私の書いた小説は5億の価値がある!!」と主張しても、実際に5億を払ってくれる人がいなければ、その価値は0円のままです。
趣味を仕事にする以上は、賃金が発生しなければ仕事とは呼べません。無償での労働はボランティアであり、労働に対する正当な評価ではなくなり、プロとしてはやるべきではないです。
もちろん、今、売れているように見える作家さんやアーティストだって、必ず作品が売れなかった時期があります。その仕事で食べていけるようになるまでには、大小なりとも時間がかかったはずです。しかも、それも永遠ではない。
今のAI時代の流れで言えば、AI以上に価値を生み出せる人しか食べていけなくなるでしょう。(書いてて非常に心が痛い……)
もしくは。いくら0円であろうと、「好きなことは好き」と自分を貫ける人は、きっとずっとその職業を貫いていけます。
自分の好きな気持ちに値段はつきません。そして、時代がどうあろうと、周りから何を言われようと、自分を貫く人が「プロ」なのであろうと思います。
時代に合わせて柔軟に変化するか。迎合せず、自らを貫くか。その行動に、どちらも正解などありません。
ただ、大切なのは、自分が幸せだと思う道を選ぶこと。
時代が大きく揺れ動こうとしている今だからこそ、あなた自身の幸せな生き方を考えてみませんか。
アーティストよ、チャレンジャーであれ
WEB関連の仕事が、50年以上前には存在しなかったように。私たちの仕事もいつなくなるか、それは誰にもわかりません。
どの分野でも、それは同じように言えます。
時代が仕事を変えるのです。
電話交換手はいなくなりましたが、電話オペレーターやテレアポの仕事は、今も求人があります。
我々WEBディレクターの仕事も、今は「WEBディレクター」と名前がついていますが、時代によってその名前を変えていくのでしょう。
肩書きの名前が変わったとしても、人と人とをつなぐ仕事が絶えるはずがありません。
だから、そんなにビビらず、新しい技術を習得してやる!くらいの気概でも良いのかもしれないですね。
ではでは。また、次のコラムでお会いしましょう!
宮嶋ひなでした✨
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