まいど!! 宮嶋ひなです。
前回の記事でちょっと触れていた、デザインセンスの磨き方のひとつ「デザインアワードを見る」ですが、今回はその具体的な紹介編です!(‘・ω・)b
「デザインに興味なーい」という諸兄も、夏のお祭りを覗く気持ちでご覧いただきたい。世界中のプロが、互いの経験とセンスで、何十時間もかけて作品を作り上げ、頂点を目指す姿は熱い闘いそのもの!総合格闘技なのです!!!
今回は、WEBに関連性の高いものを5つまとめてみました。
刮目せよ!!!( ✧Д✧) カッ!!
(※なお、リンク先は2024年6月現在の情報になります)
熱意がぶつかる!WEB系デザインアワードおすすめ5選
ディレクターのみなさんなら知っているアワードもあるかも??
サイト作りの参考になるアイデアが盛りだくさんです!モリモリ!!!
えっ応募したい?素晴らしい!!!アワードに入賞すれば自身の権威性が高まるだけじゃなく、世界とも戦えることを証明したことになりますぞ!!!!
FWA
FWA(Favorite Website Awards)は、2000年にイギリスで設立されたプラットフォームです。デジタルクリエイティブの「革新性」や「技術力」を称えています。なんかかっこいい…!!!
最新のテクノロジーを駆使したデジタル作品や、ユーザーに驚きとインスピレーションを提供するクリエイティブなコンテンツが高く評価されることが特徴です。
審査員は35か国から集まった500人以上のデザイナー(すごすぎ!!)で構成され、多様性と国際色の豊かさが魅力的ですね。
評価基準は審査委員による評価が基本ですが、ユーザー投票による賞もあります。
ちなみに!!後述する「awwwards.」と「CSS Design Awards」、「FWA」を含めて『WEBデザイン3大アワード』と言われています。えっ、もちろんWEB従事者なら知ってますよね。もちろん。ええ。
すみません、宮嶋はどれも知りませんでした。
切腹してお詫びします。
評価基準 | UXデザインの品質技術の革新性 |
設立年 | 2000年 |
種類 | FOTD(FWA of the day) FOTM(FWA of the month) PCA(People’s Choice Award) FWA of the year(FOTY) |
審査員 | https://thefwa.com/live-judging/ |
過去の受賞者(一例) | LIONS GOOD NEWS 2023(FOTD、SOTD、WOTDそれぞれ受賞) インディゴ白書(FOTD) Lusion v3(FOTY) |
awwwards.
awwwards.は、2009年にスペインで設立された国際的なプラットフォームです!
世界中のWebデザイナー・技術者・制作会社を表彰します。とくに、デザインの美しさ・斬新さ・UXの質・コンテンツの面白さが重視されるようです。コンテンツの面白さ…!!視点が独特でいいですね!
また、有料コンテンツとしてデザインやアニメーションに関する授業も提供されているのも嬉しいポイント(もちろん英語で、ですが><;)
しかし!!一部には日本語字幕もあるため、世界基準のデザインを学ぶのにピッタリです。ありがてぇ!!!
毎日新しいデザインが掲載されているので、WEBデザインの最新トレンドをキャッチすることができます。評価は世界中から選ばれた審査委員による評価が基本ですが、賞によってはユーザー投票も行われています。ユーザー投票参加してみたーーーーい!
評価基準 | デザイン(40%) ユーザビリティ(30%) クリエイティビティ(20%) コンテンツ(10%) |
設立年 | 2009年 |
種類 | SOTD(Sites of the Day) SOTM(Sites of the Month) SOTY(Sites of the Year) Developer Mobile Excellence |
審査員 | https://www.awwwards.com/jury/2024/ |
過去の受賞者(一例) | Studio Fables(SOTD) Akaru(SOTM) Lusion(SOTY) |
CSS Design Awards
https://www.cssdesignawards.com
2009年に設立されたCSS Design Awardsは、WEBデザインと技術を表彰する国際的なプラットフォームです。
フリーランスのWEBデザイナーやデザイン事務所、代理店までを対象に、UIやUXの革新を促進することが目的だそうです。国際的レベルのアワードで、個人まで対象にしているのは萌えポイントですね!
事業規模もそれぞれの会社によって異なりますし、とても平等な印象のあるアワードです。
そのアワード名のとおり、CSSを駆使した洗練されたデザインやインタラクティブな要素が評価されるのが特徴です。CSSはWEBサイト制作の基本ですからね!どこまでCSSで表現できるか、デザイナーの腕も試されそうです。
評価基準は、世界中から選ばれた審査員による評価とユーザー投票になります。2024年の審査員には、日本人デザイナーの方も参加されていますよ!(「審査員」ページ参照)
評価基準 | UIデザイン UXデザイン イノベーション |
設立年 | 2009年 |
種類 | WOTD(Website of the Day) WOTM(Website of the Month) WOTY(Website of the Year) DOTY(Designer of the Year) |
審査員 | https://www.cssdesignawards.com/judges/ |
過去の受賞者(一例) | KUBOTA FUTURE CUBE(WOTD) POLA 2029 VISION(WOTD) NIKE REACTOR(WOTY) |
Cannes Lions(カンヌライオンズ)
https://www.canneslionsjapan.com
カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルは、毎年6月に南仏カンヌで開催される世界最大規模の広告・コミュニケーションフェスティバルです。お祭りだーーー!!
一週間に渡って、世界各国で活躍しているクリエーターやグローバル企業のCEOやCMO、ソーシャルメディア企業のリーダー、哲学者、ミュージシャン、芸術家など、時代を形作っている人たちが集まります!
ライオン受賞者は全体応募数の3%というから、それはそれは狭き門です。
アワードでは、その年のキートレンドや、受賞作品が紹介される『Creativity Report』、各カテゴリー別の入賞作品リストが発表されるのですが、これがなんともパワフルでユニーク!!
とってもアツくてクリエイティビティなアワードなのです!!
評価基準 | 広告として効果がありそうなもの 新しい可能性を秘めたもの |
設立年 | 1954年 |
種類 | 全30部門 |
審査員 | https://www.canneslionsjapan.com/youngcompetitions/juries/ |
過去の受賞者(一例) | 2023年:日本は銀賞、銅賞を含めて11の部門で22年の倍以上となる延べ19作品が受賞(JRグループ、相鉄グループ、ウェルビーイング・イニシアチブなど) |
ソニー・ワールド・フォトグラフィー・アワード(SWPA)
ソニーワールドフォトグラフィーアワードは、「写真文化が長く発展すること」を目的にソニーが支援している写真コンテストです。
我々ディレクターも「写真」には大変お世話になっています。背景画像やバナー、ファーストビューなどに、ハイレベルで高画質な写真は欠かせません。
写真界ではトップクラスの写真コンテストであり、フォトグラファーのキャリアアップにつながります!
応募は無料で参加しやすい環境です。写真の多様性を大切にしていて、まさに今!!の時代を語るフォトグラファーたちにスポットライトを当てているのが特徴です!
このアワードはベテランさんだけでなく、ユース(19歳以下)や学生さんなど、写真界の「これからの未来」を大切にしています。
評価基準 | – |
設立年 | 2007年 |
種類 | プロフェッショナル 一般公募 ユース(単写真・19歳以下) 学生 |
審査員(2024年) | 毎年入れ替わる https://www.worldphoto.org/sony-world-photography-awards/2024-judges |
過去の受賞者(一例) | Juliette Pavy(プロフェッショナル・Photographer of the Year 2024) Kayin Luys(学生・Student Photographer of the Year 2024) |
なんのための「デザイン」なのか?
アワードと聞くと、「箔付けの道具」「賞金目当て」なんて暗ーーーいことを言う人がいます。くらーーーい!!!そんなこと言わないで!?(涙目)
確かに、デザインに正解はありません。
アワードに選ばれたからと言って、それが絶対正しいデザインとはいえない、ということです。
デザインにおける正解は、立場や状況、相手によって変わります。それさえも「その瞬間の最適解」であり、正解は無限にある。
だからこそ、我々デザインを提供するがわは、自信を持って
「あなたにぴったりのデザインを作ってきました!」と、声を大にして言わなければならない。
そして、我々はアーティスト(芸術)ではなく、広告業の一員として「クライアントの利益のために」デザインを施す必要があります。
ディレクターは、クリエイティブの旗振り役です。チームが迷わないように、「この道で行こう!」と力いっぱい言えるように、クリエイティブも学んでいきましょう!
それでは、ここまでお読みくださり本当にありがとうございました。
また次のコラムでお会いしましょう!宮嶋ひなでした。
コメント
コメント一覧 (2件)
毎度毎度ありがとうございます!
デザインアワードって僕も全然詳しくなかったので勉強になりました!
みんなに共有しておきますね(`・ω・´)b
僕も負けないように勉強します!
ありがとうございますー!!!✌(´>ωω<`)✌