本日のご相談3:「古いままのサイト」と「定期的にメンテナンスしているサイト」との差をどういう風に経営層に伝えればいいでしょうか。

ほい。です。当コミュニティも参加者が400名を超えましてちょっとした小学校みたいな規模になりました。でも宿題とか出ないので安心してください。その代わり仕事してください。

( ‘ω’メ)・・・働きたくないでござる

さてさてさーて(七つの大罪メリオダス風)、実は先日こんなお便りをいただきました。あざます。

いけてない、昔ながらの誰が見てくれてるのかわからないホームページを掲載している会社と、お客さまの視聴状況を知り、常に最適化しようとするホームページの差を、どう経営層に伝えるかを知りたいし、皆さん、どうやってるか知りたいです。

「古くて誰が見てくれているのかわからないサイト」と「アクセス状況を踏まえて常にPDCA回しているサイト」との差をどうやって経営層に伝えればいいのよ。っていう質問ですね。これは皆さん色んな意見があるんじゃないでしょうか。

詳細が分からないので、考えるにあたって本記事では以下を前提としましょう。

この定義で皆も考えてみましょう!
古いサイト:誰がアクセスしてくれているか分からないサイト。しかもサイトのデザインも古めでレスポンシブできていない。
新しいサイト:アクセス情報やお問い合わせの状況を見てデザインやコンテンツを定期的に更新している。

ではこの差を『どう経営層に伝えるか』を考えてみましょー!なお、この記事では「定期的にアクセス状況見てサイトのコンテンツやデザインを見直した方が良い」ということを経営層に伝えたい。と仮定しております。背景とか条件次第で色んな考えが出てくるのであくまで参考という感じでお願いします~( ‘ω’メ)オロ~

目次

まず、提案する前に

こういう提案を行う場合、必ず提案先が得られるメリットと発生する費用と時間の提示が必要です。さらに相手が現状に困っているかが超重要です。例えば、太っている男性に「痩せたほういい、何故ならモテるから」という提案をしたとします。太っている男性からすると痩せるのはかなりの労力が発生するので簡単に首を縦に振ることはないでしょう。さらに別にモテたくないし、そもそも太っていることに困っていない場合、説得は非常に困難です。

なので困っていない場合は発生するコスト(費用や時間)を大きく超越するほどのメリットを提示することが重要です。

綺麗で閲覧しやすいサイトのほうが直帰率が減りますよ!とか言われても売り上げにどう響くのか、またそもそもサイトと売り上げ関係ないよ。っていう場合は相手を説得するのは難しいので正論だけでは説得できない場合があります。なので色んな角度で考える必要があります。難しいですね。

古いサイトのデメリットをあげてみよう

※古いサイト=「誰がアクセスしてくれているか分からないサイト。しかもサイトのデザインも古めでレスポンシブできていない。」という風にこの記事ではイメージしてください。

はい。この場合どういうデメリットが考えられるでしょうか。ざっくりですがこんな感じでしょうかね。

・誰がアクセスしているか分からない=どんなユーザーがどのページに興味を持っているか分からない。普段どれだけアクセスされているか分からないため改善が困難。
・デザインが古め=人間の印象3秒程度で決まってしまうので“古め”というのがブランド価値を損ねてしまう可能性がある。結果、お問い合わせしない。
・レスポンシブできていない=言わずもがな。スマホとかタブレットでアクセスしたときにまともに機能しないサイトになっているため機会損失を(以下略)

( ‘ω’メ)・・・他にもあるけどこのへんで

このようにしてデメリットを洗い出しましょう。次に行きましょ!

ではどのように提案するのか

洗い出したデメリットを整理しましょう。そして可能な限りそれが改善されたときの期待できる数値を算出しましょう。ここがめちゃくちゃ大切。

例えば、こういう提案はNG

「離脱される可能性があって機会損失してるかもしれないんですよ!」

ではなくて

「ここ1年のアクセス数が○○○○です。離脱率で計算すると○○人残っていて、○○○○○円売り上げに貢献している。つまり離脱を○○%改善すると理論上は売り上げが一ヶ月に○○○○○円に上がる可能性があります!改修費用は〇〇〇〇〇〇円くらいかかってスケジュールも○ヶ月かかりますが、○ヶ月後にはその費用も回収できると思います。」

という風に提案してみましょう。上がる利益とコストを天秤にかけて相手は検討し、首を縦に振ります。必ず数値化して提案してみましょう。同じように「かっこ悪いサイトを何とかしてほしい」みたいなちょっと主観で受け取り方が変わるものも必ず数値化できる要素があるので頑張って数値化して提案してみましょう。

数値化できないときは?

色んな方法がありますね。例えば、事例を交えて提案してみましょう。「Webサイトを改善した結果、どのように売り上げに貢献できたか」みたいな記事を集めてみましょう。他にも大勢のスタッフを巻き込んで提案するとか自分より権力ある人間に媚を売って(言い方)巻き込んでもいいですね。あとは……..

( ‘ω’メ)・・・

( ‘ω’メ)・・・?

( ‘ω’メ)・・・

( ‘ω’メ)・・・?

( ‘ω’メ)・・・

( ‘ω’メ)・・・??

( ‘ω’メ)・・・

色んなやり方があるのですが書きながらちょっと過激な方法しか思い浮かばなかったのでこのへんで。

最後に

どれだけ懇切丁寧に正しいことをメリットもって提案しても通らない時は通らないです。その時はビールでも頭から被りながら諦めるというのも一つの手です。しかし!諦めたくない、そこの奥さんに最後にまとめると

お兄さんとの約束だ!
相手に提案するときは必ずメリットとコスト(発生する費用と時間)を整理して提案する。メリットは必ずコストを超越したやつを提案しよう。

と、こんな感じです。400人のうち誰か1人でも喜んでくれたら嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたします( ‘ω’メ)オロロ

3カラム専門のデザイン集作ったのでちょっと立ち寄ってみて

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コラムを書いた野郎

のんびりWeb業界の人たちと仲良く勉強したり仕事したりしてます。

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